広尾 峰岸産婦人科 since 1931 Tokyo

東京港区・渋谷区の産婦人科・出生前診断 広尾駅徒歩1分
TEL03-5791-4875平 日 10:00〜13:00 14:00〜17:30(木曜は休診)
土曜日 10:00〜13:00 14:00〜17:00
よくあるご質問

産科

Q生理が2ヶ月ありませんが受診した方がよいですか?
Q妊娠から健診、出産までの診察の流れはどうなっていますか?
Q正常な赤ちゃんが生まれるか心配です。妊娠中に先天異常などの検査は受けることが出来ますか?
Q妊娠中の超音波検査はどのような検査ですか?
Q妊娠初期に胎児ドックを受けたいのですが、どうしたらよいですか?
QNTとは何ですか?
Q母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査(NIPT)を受けていれば、他の検査を受けなくても大丈夫ですか?
Q中期や後期の超音波スクリーニング検査も受けた方がいいですか?
Q保険が使えない診療はありますか?

婦人科

Q生理の異常とはどの程度を言いますか?
Q子宮内膜症どんな特徴がありますか?
Q変な色の”おりもの”が出ました何かの病気でしょうか?
Qピルを処方してもらえますか?
Qブライダルチェックやレディースチェックではどのようなことをしますか?
Q不妊治療を行っていますか?

予約について

Q初診は予約制ですか?
Q初診時に必要なものは何ですか?
Q予約を変更・キャンセルしたい。

産科

妊娠判定から健診、出産までを扱う科です

Q生理が2ヶ月ありませんが受診した方がよいですか?
Aはい。生理周期が順調であれば、妊娠の可能性があります。生理周期が不順な場合でも、妊娠の判定以外に、生理不順の原因を調べる必要があります。
Q妊娠から健診、出産までの診察の流れはどうなっていますか?
A妊娠の判定を行った上で、流産せずに順調に経過しているか1〜2回ほど経過観察します。妊娠10週前後で妊娠週数を決定します。その後、母子手帳を自治体でもらっていただき、健診結果を記載していきます。妊娠12〜23週までは4週ごと、24〜32週までは2週ごとに健診していきます。
当院は分娩施設ではありませんので、32週以降は、診療情報提供書(紹介状)を持って分娩施設に受診していただきます。
なお、当院は産科セミオープンシステムによって、日本赤十字社医療センターや愛育病院などと提携しています。くわしくは医師にご確認ください。
Q正常な赤ちゃんが生まれるか心配です。妊娠中に先天異常などの検査は受けることが出来ますか?
Aお腹の赤ちゃんが何らかの病気(形態異常)をもって生まれてくる頻度は3〜5%と言われています。そのうち1/4は染色体疾患が原因とも言われています。赤ちゃんが病気をもっているのかどうかを詳しく予測、診断する検査があり、「出生前診断」「胎児診断」といいます。
当院では、人の生命は生まれる前から始まっているという倫理観を大切にしております。“Fetus as a patient(患者としての胎児)”という考え方のもと、お腹の中にいる赤ちゃんも一人の患者さんとして捉え、「出生前診断」を産科診療の中心に据えております。
詳細なスクリーニング検査にはいくつかの種類があり、妊娠初期から受けることができます。検査も組み合わせることで診断精度が高まりますので、事前に遺伝カウンセリングを受けることで検査の選択をご支援することができます。
Q妊娠中の超音波検査はどのような検査ですか?
A超音波検査は、広い意味での出生前診断の一つです。中には、検査前に遺伝カウンセリングの必要がある場合があります。
超音波検査には、健診時に行われる「通常超音波検査」と、胎児形態異常の診断を目的とした「胎児超音波検査」の二つがあります。
「通常超音波検査」では、妊娠初期であれば、妊娠週数の決定や、胎児数の確認、子宮・卵巣異常のチェックとともに、異所性妊娠や流産、絨毛性疾患などの異常妊娠がないかどうかを調べます。
妊娠中期以後であれば、胎児の推定体重などの発育測定や胎位の確認、胎盤の位置、羊水量、子宮頸管長を評価します。「通常超音波検査」は、一般病院でも受けることができます。
「胎児超音波検査」には、胎児形態異常がないかどうかの詳しいスクリーニング検査と、具体的に病気の種類を診断する精密検査があります。スクリーニング検査の最適な時期は、初期では妊娠11〜13週、中期では18〜21週、後期であれば26〜28週と言われています。
当院では、日本超音波医学会認定、および英国Fetal Medicine Foundation認定資格をうけた専門医が診断を行います。
Q妊娠初期に胎児ドックを受けたいのですが、どうしたらよいですか?
A当院での初期スクリーニング検査は、一般でいう「胎児ドック」の要素をすべて網羅しておりますが、個々の医療機関で内容が若干異なります。当院では、まずご夫婦で遺伝カウンセリングを受けていただき、スクリーニング検査を受けられる背景やご意志の確認、検査の種類・対象の病気・診断率・検査の限界などについての詳細な説明、ご希望に応じた検査の組み合わせの提示などを行います。詳しい検査の内容や診断率、当院で行える検査、検査日程のスケジュールにつきましては、こちらをご参照ください。
QNTとは何ですか?
ANTとは、英語のNuchal Translucency の頭文字をとったものです。妊娠10〜14週ころの赤ちゃんの首や頭の後ろにある、透けて見える部分のことを言います。「首の後ろのむくみ」などと表現されることが多いですが、全ての赤ちゃんに見られる現象で、これは病的な状態ではありません。皮下にリンパ液がたまって見えるだけで、リンパ管が発達していくにつれて消失していきます。
病的なNTを評価するためには、超音波検査によって一定の条件の下で正確な測定が重要であり、通常の妊婦健診では行っていません。なぜなら、たった0.5mmの測定の違いが診断精度を18%も下げると言われているからです。日本ではNT専門の技術認定資格がなく、英国胎児医学財団Fetal Medicine Foundationなどの技術認定資格をもった医師が行う必要があります。また、NT値が正常であっても病気があることがあり、他の観察事項(心拍数・鼻骨・心臓内および心臓への血流など)や、初期血清マーカー検査(PAPP-A、freeβhCG)と組み合わせて、最終的にリスクを推定します。
NT画像
Q母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査(NIPT)を受けていれば、他の検査を受けなくても大丈夫ですか?
ANIPTは、赤ちゃんがダウン症候群、18トリソミー、13トリソミーではないことを確認する検査としては非常に優れていますが、もちろん確定診断ではありません。その意味では、NT計測などの超音波検査と同じ非確定的検査です。
一方で、超音波検査では、染色体疾患のリスクだけでなく、染色体が正常な場合でも心臓などの臓器に形態的な病気があるかどうかの診断もすることができます。NIPTではそこまでは診断することができません。つまり、NIPTは全てのスクリーニング検査を担っているわけではないので、 NIPTの結果が良くても、胎児の形態異常の詳細な超音波検査は重要になります。
NIPTを受けられた方でも、初期超音波スクリーニング検査を一緒に受けることで、より詳細に赤ちゃんの健康状態を把握することができることになります。
Q中期や後期の超音波スクリーニング検査は受けた方がいいですか?
A初期の超音波検査でも赤ちゃんの形態異常をスクリーニングしますが、赤ちゃんは発達し続けるため、後から分かってくる異常もあって、初期だけでは観察に限界があります。
中期では、脳や心臓の構造を始め、消化管、泌尿器、手足、顔面など、より詳細な観察が可能となります。また、赤ちゃんの体内やお母さんの子宮の血流を調べ、診断や発育予測に役立てることができます。
また後期でも、中期と同様の検査をすることによって、改めて精度の高い診断が可能となります。後期の方がより臓器の発達が認められ、診断しやすい疾患もあるため、有用と考えております。
ただし、胎児の姿勢や動き、子宮筋腫の位置などによって見えにくい場合があったり、生まれてからでないと分からない病気もあるため、全ての病気が診断できるわけではありません。
Q保険が使えない診療はありますか?
A当院では、一般診療では保険診療を行っておりますが、出生前診断などでは自費診療となります。基本的な診療内容や費用につきましては、こちらをご参照ください。その他の費用につきましては、お問い合わせください。

婦人科

妊娠以外の女性特有の病気、子宮や卵巣の病気、ホルモンの病気、月経異常、不妊、更年期障害、避妊相談(ピルなど)などを治療する科です。

Q生理の異常とはどの程度を言いますか?
A生理の異常には、出血量や周期,痛みなど様々なものが含まれます。短期間だけであれば、精神的ストレスや体調不良などが原因で、一時的にホルモンバランスが崩れて起きたもので、原因に注意することで問題は解決します。
毎回出血量が多い場合は、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気を疑います。また、出血量が多ければ、鉄欠乏性貧血を引き起こすことも多いので受診をお勧めします。
毎回出血量も少なく周期が狂う場合は、排卵していない無排卵月経であることがあります。その場合はまず、基礎体温をつけることをお勧めします。
その他にも、「生理がとまらない」「生理以外で出血がある」などありますが、基本は体調不良などでホルモンバランスが崩れた場合に起きます。また、妊娠しているのに気づかず、しかも流産しかかっている場合でも、同様の症状が起きることがあるので、その場合でも受診されることをお勧めします。
Q子宮内膜症どんな特徴がありますか?
A子宮内膜症とは、本来子宮内腔にしか存在しない子宮内膜が、子宮以外の場所、例えば卵巣やお腹の中にできる病気です。毎月、子宮内膜は卵巣ホルモンの影響を受けて肥厚して、妊娠しなければ剥離・出血します。その内膜の変化が、子宮以外の場所にできた子宮内膜においても同じように起こりますが、出血や内膜が排出することができないため体内に残ります。その結果、卵巣囊腫や炎症、癒着を起こして痛みや不妊の原因になることもあります。
子宮内膜症の症状で最も多いのが、つらい生理痛です。鎮痛剤が効きにくく、寝込む方も少なくありません。病気の進行とともに、下腹部痛、腰痛、性交痛、排尿痛、排便痛などもみられます。前に比べ生理が重くなったと感じたら、受診をお勧めします。早期発見することで、病気の進行を抑え、症状の軽減に効果があります。
Q変な色の”おりもの”が出ました何かの病気でしょうか?
Aおりものは、健康状態を反映するバロメーターです。色の変化だけでも様々なことが分かります。正常の状態は乳白色ですが、黄緑色やヨーグルト状でかたまりがつく場合であれば、細菌性腟炎やカンジダ腟炎の可能性があります。茶色であれば、少し前に出た血液が古くなりおりものに混じっている状態です。
ホルモンバランスの崩れからくる場合もありますが、腟内の炎症や子宮がんの可能性も考える必要があります。いずれにしても、症状が続くようでしたら受診してください。
Qピルを処方してもらえますか?
Aピルは、ほぼ100%の避妊効果のある薬として知られています。卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの女性ホルモンからなる錠剤で、この2つのホルモンが脳に働きかけて排卵を抑え、避妊が可能になります。その際、生理は止まることなく、服用を中止すれば短期間で排卵が再開して、元の状態に戻ります。
またピルには、避妊効果以外に月経困難症の軽減や月経量の減少、月経不順の改善、月経前症候群の症状緩和、子宮体がんの予防などの作用があります。ピルの中には、ホルモンバランスを整えることで、ニキビや肌荒れが改善するものもあります。
一方で、ピルの副作用として、吐き気、頭痛、むくみなどの症状が飲み始めて3ヶ月くらい認められることがありますが、継続することで症状が改善することがほとんどです。また、まれにピルを服用して血栓症が起こることがありますので、服用する前に医師の診察が必要となります。ただし、現在は低用量ピルといって、含有ホルモン量を低めに抑えられているため、副作用の発生も抑えられています。
詳しくはこちらもご覧ください。

*緊急避妊ピル(アフターピル)
避妊ができなかった方、避妊をしたけれど不安な方など、望まない妊娠を避けるために、性交後にピルを服用することで、排卵や受精卵の着床を抑えることができます。これを緊急避妊ピル(アフターピル)といいます。ただし、性交後72時間以内に服用することが必須で、成功率は95%です。性交後の時間が短ければ短いほど、その成功率は高まります。詳しくはこちらもご覧ください。
Qブライダルチェックやレディースチェックではどのようなことをしますか?
A近い将来に妊娠を望む女性にとって、自分自身の体を知ることはとても大切です。結婚前の節目に、検査を受けられることをお勧めいたします。
また、女性特有の病気は、一般の健康診断では発見することがなかなか難しいものです。特に卵巣や子宮では、病気が進行してはじめて症状が出てくるものがあります。婦人科疾患の早期発見のためにも、定期的にしっかりと検査をすることをお勧めします。検査の内容はこちらを参照ください。
Q不妊治療を行っていますか?
Aはい。ただし、基礎体温や超音波検査によるタイミング指導などの一般的な治療であり、体外授精などの生殖補助医療は行っておりません。

予約について

Q初診は予約制ですか?
Aはい。予約がない場合でも、当日緊急で診察を受けたい場合は、まずは当院にお問い合わせください。直接いらっしゃった場合でも診療は受けられます。その際には、予約の方優先となりますので、少し待ち時間がかかる場合もございます。あらかじめご了承ください。
Q初診時に必要なものは何ですか?
A保険証や紹介状があればご持参ください。来院されたら、コピーを取らせていただきます。再診でも月1回は保険証を提示していただきます。初診では、問診や診察券発行などでお時間がかかりますので、早めに来院してくださるようお願いいたします。
Q予約を変更・キャンセルしたい。
A前日まで可能です。お電話でのご予約は、外来診療時間内のみの対応となります。
検査などの予約で、当日急にキャンセルされる場合は、必ずお電話をくださるようお願いいたします。ご連絡なく来院されない場合、こちらからお電話を差し上げる場合もございます。