妊婦健診
妊婦健診
ご妊娠おめでとうございます。
新しいご家族を迎えるにあたり、様々な不安があると思いますが、10ヶ月間母児ともに健康に過ごしていただくためには定期的な健診が大切です。
当院では、妊娠経過が順調なのかどうか、お母さんだけでなく赤ちゃんの健康状態についても、詳しく丁寧に診療していきます。
当院では分娩を取り扱っておりませんが、他院で分娩される方や里帰り分娩をご希望されている方でも、妊婦健診を受けることができます。
また、産科セミオープンシステムも積極的に取り入れており、NICUのある近隣の周産期センターと連携することによって、母児双方にとっての安心・安全に十分に配慮しております。
妊婦健診では、お母さんに対して、体重測定・血圧測定・尿検査以外にも、内診や経腟超音波検査、血液検査、腟分泌物培養検査、妊娠糖尿病検査などがあり、状況に応じて助産師から妊婦生活指導を行います。また、分娩後の産褥健診や母乳指導なども行っております。
当院の医師は、胎児診断を専門としている日本超音波医学会認定の超音波専門医です。
健診ごとに必ず最新鋭の超音波機器を使って、赤ちゃんの健康状態を妊婦さんやご家族と一緒に大画面で確認しております。
検査の最後には、必ず4D超音波検査を行って、母子の絆を妊娠中から深めていただいております。
また、赤ちゃんの画像や動画もご希望に応じてDVDに録画してお渡ししております。
なお、赤ちゃんに構造的な病気がないかどうかを調べる、精密な超音波スクリーニング検査をご希望される場合は、随時受け付けておりますので、その都度おっしゃって下さい。
<Voluson E10, GE社>
産科セミオープンシステムとは
クリニックと病院・周産期センターが医療連携し、妊婦健診はお近くのクリニックで、分娩は病院・周産期センターでと、それぞれの医療機関の特性を活かした役割分担をする制度をいいます。スムーズな連携をとることで、妊婦さんにとっての安心と利便性が高まります。
現在当院では、山王病院、日本赤十字社医療センター、愛育病院、慶應義塾大学病院、東京大学医学部附属病院、東京衛生アドベンチスト病院と提携しております。
妊婦健診の流れ
妊婦健診は、通常の健診のほかに、スケジュールに沿って様々な検査を行います。
妊婦健診 | 健診内容 |
---|---|
5〜7週 | 初診 超音波検査 |
8〜10週 | 妊婦健診1回目 超音波検査(児心拍の確認、予定日決定) 血液検査 がん検診 |
11〜13週 | 妊婦健診2回目 超音波検査 |
11〜13週 | 初期胎児スクリーニング検査(任意) |
15〜16週 | 妊婦健診3回目 超音波検査 クラミジア検査 |
18〜21週 | 妊婦健診4回目 超音波検査 |
18〜21週 | 中期胎児スクリーニング検査(任意) |
24週 | 妊婦健診5回目 超音波検査 妊娠糖尿病スクリーニング 貧血検査 |
26週 | 妊婦健診6回目 超音波検査 |
26〜28週 | 後期胎児スクリーニング検査(任意) |
28週 | 妊婦健診7回目 超音波検査 |
30週 | 妊婦健診8回目 超音波検査 |
32週 | 妊婦健診9回目 超音波検査 紹介状作成 |
産後1ヶ月 | 産褥健診(母親のみ) 助産師による母乳育児相談 |
なお、妊婦健診は自費診療になりますので、健康保険は適用されません。区市町村の自治体から配布された補助券を使用することができますので、実際にかかった費用の差額分をお支払いいただきます。